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深夜廻 ストーリー

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深夜廻 ストーリー

深夜廻のストーリーについて、
前のブログに投稿したものを再アップしました。
ネタばれを含む記事となります。

ストーリー

ユイは、飼い犬のチャコと山に来ていました。
昨日死んでしまった仔犬のクロを埋めるためです。
クロのお墓を造ってあげた後、
チャコのリードを外し、一緒に山奥へ進んでいきます。
山奥の大きな木の下、木の枝にリードを掛けると
ユイはそのまま・・・。

場面は変わって・・・
夏の夜、ハルはユイの家にやってきました。
一緒に花火を見に行くためです。
二人が山の展望台に着いたとき、花火が始まっていました。
「ふたりではなびをみるの、ことしでさいごになるんだね」
ユイが言いました。
ハルこの夏、別の町に引っ越すことになっていました。
花火が終わった後、二人は山を下ります。
二人で手を繋いで・・・。

山を下りる途中、二人はただならぬ気配を感じます。
ユイはハルを残し、辺りの確認に行くことにしました。
橋を渡った先でユイは赤いリードを見つけます。
「これは・・・なんでここに・・・」
そのとき、オバケがあらわれ・・・。

草陰に隠れ、ユイを待っていたハルですが、
なかなか戻ってこないユイが心配になり、探しに行くことにしました。
橋の先で彼女はユイの懐中電灯を見つけます。
懐中電灯を片手に、ユイを探しながら山を下りますが、
ユイの姿は見当たりません。
代わりに、たくさんのオバケの姿が・・・。
「・・・なにがおこってるの?」
山を下りたハルはユイの家に着きます。
チャイムを鳴らしましたが反応がありません。
ハルはユイの家の前に手紙を置いて家へ帰ることにしました。
「ユイ、どこにいっちゃたんだろう・・・」
「あした、ぶじにまたあえるよね・・・」

一方、妖怪に襲われたユイは見覚えのない場所で
目を覚まします。
「ここは・・・どこだろう・・・」
「とにかく・・・おうちにかえろう・・・」

ここから二人はお互いの姿を探して夜の町を彷徨います。

魑魅魍魎の蠢く夜の町、
ハルは何度も大きなハサミを持ったオバケ
コトワリさまに襲われますが、なんとかやり過ごします。
そして、ハルはユイの飼い犬のチャコに導かれるよう
林の奥にたどり着きます。
「ここにもいない・・・」
「どこにいるんだろう・・・」
「ユイ・・・あいたいよ・・・」

実はその時そこには、ユイの姿があったのです。
ハルに話しかけるユイ。
しかしその言葉はハルには届きません。
「ハル・・・わたしがみえないんだ・・・」
ユイは気付いてしましました。
「ハル・・・わたしは・・・」
「ごめんね、ハル、わたし・・・」
「わたしはたぶんもう・・・」
「しんじゃったんだ」
ユイはクロの亡骸を埋めた後、
木に首をつり、自らの命を絶っていたのです。

自分が死んでしまっていることに気付いたユイ。
しかし、なぜ自分が死んだのか思い出すことができません。
その理由を求め、ユイは自ら命を絶った山へ向かうことにします。
ハルに自分が死んでしまっていることを告げる手紙を残して。

ユイが山へ向かった後、
ハルは自分のそばにユイの手紙があることに気付きます。
手紙を読むハル。

ハルへ
わたしはどうやら
もうダメみたい。
たぶん、わたしは
しんでしまってて
ゆうれいになって
しまったのだとおもう。
わたしがしんだとしたら、
あのやまへいったとき。
なにがあったのか
おもいだすために、
やまへいってみます。
ハル、わたしをさがしてくれて、
ありがとう。
でも、もういいよ。
ありがとう。
ごめんね。

「・・・うそでしょ・・・?」
「ユイは・・・しんじゃったの・・・?」

わたしにはしんじられません。
だって、ユイとはなびにいった。
にぎったての、あたたかさもおぼえてる。
でも、もし・・・ユイがしんでいたのなら。
ユイは、なんでしんじゃったの?
いったい、いつオバケになったの?
オバケでもいい。ユイにあいたいよ。

ハルは真実を確かめに山へ向かうことを決心します。
山へ向かう途中、ダムの底に沈んだ町の跡で
ハサミのオバケ、コトワリさまに襲われるハル。
何度も命からがら逃げ延びた相手。
しかし、彼女は怯みません。
「・・・もうこわくない」
「あなたなんかこわくない」
「わたしはユイにあいにいくんだ!」
「ここをとおして!」
コトワリさまのハサミでも二人の絆を断つことはできません。

コトワリさまを避けながらもダム底の町を進むハル。
途中、石碑を見つけます。
その石碑にはこう書かれていました。

・・・このじんじゃでは、・・・りさまと
いう、かみさまをおまつりし・・・。
この・・・まは、じひぶか・・・
こまっているひとをたすけ・・・くれます。
もういやだ、とくちにだす・・・
かみさまはあなたをたすけ・・・

ダム底の町をぬけ、ハルはボロボロの神社にたどり着きます。
そこはある神様が祀られていた神社。
困っている人を助けてくれる慈悲深い神様。
大きなハサミを持つ神様。
いまや殺戮を繰り返すだけの荒ぶる神。
コトワリさま。

境内に捨てられた数多くのゴミ(穢れ)を取り払いうことで
コトワリさまをやり過ごす。

神社の先、そこでハルはユイを見つけます。
ユイに話しかけるハル。
しかし、ユイは突如ハルに襲いかかります。
暴走したユイですが、ハルの言葉で自我を取り戻します。
「ハル、チャコをよろしくね・・・」
「・・・さよなら」
あかいリボンを残し消えてしまうユイ。

それでも、ハルは先に進みます。
ユイを求めて。

山道の途中、古い掲示板がありました。
そこには、

やまにいるとき
かたりかけられることばに
へんじをしてはいけない
どのようなことをいわれても
むししてやまをおりるべし

と書かれていました。
「・・・どういうことだろう?」

そしてついにハルは
ユイがクロを埋めたお墓にたどり着きます。
そこにはユイの手紙が置かれていました。
手紙を読むハル。

もうすぐ、なつがおわります。
わたしはしょうがくせい。
なまえはユイといいます。
きのう、たいせつにしていた
こいぬのうちにいっぴきが、
しんでしましました。
とてもつらくて、
かなしいことでした。
さいしょに、おとうさんがいなくなって
おかあさんはヘンになってしまってた。
だから、
わたしはハルをたよりにしてて
ハルとトモダチでいれたなら
それでよかった。
でも、ハルは、なつがおわると、
とおくのまちへひっこしていく。
わたしのたいせつにしているものは
どんどんわたしからはなれていきます。
おわかれは、いつも、いたくて、つらくて、
たえられません。
もう、なにもほしくない。

それは、遺言でした。

その後、ハルは声に従うように山奥へ進みます。
ユイが自ら命を絶った場所へ向かって。

(ここは分かりにくいので補足を入れます。
声とはゲーム開始時の画面に表示されるチュートリアルのこと。
チュートリアルに従い進むことでユイは首をつることになります。
分かり易くする為、声は『 』でくくります。)

そしてたどり着いた場所は、
ユイが首をつった大きな木の前。
ぶら下がる赤いリード。
ユイと同じ道を辿ろうとしたとき、
ハルはチャコの鳴き声を聞き振り返ります。
そこで、ハルはメモを見つけます。

・・・あしたは
はなびのひ。
わたしはハルと
いくってやくそくをしてる。
もうハルはひっこしちゃうけど
いつか、いつか
またハルと
はなびがみれるといいな。
ひっこしたあとも
たくさんおてがみをかこう。
なつになったら
またハルにあいにいこう。

ユイのメモを読んだハルは
チャコの鳴き声のするほうへ向かおうとします。
その時また声が。
『先に進んでください』
『進んでください』
『すすんでください』
『引き返さないでください』
『おいでおいでおいでおいでおいで』
ついに本性を現す声の主。
その声に答えるハル。
「もういやだ」

次の瞬間、コトワリさまが現れ
目の前の石像を破壊する。
もう、あの声は聞こえなくなっていた。
「ありがとう・・・ございます・・・」
ハサミを残し消えるコトワリさま。
「まって」
「なんで・・・たすけにきてくれたの・・・」
「・・・わたしがよんだから?」
「わたしがもういやだ・・・って・・・」

壊された石像の後ろには
洞窟につながる入り口が隠されていました。
洞窟の奥へと進むハル。

洞窟の最奥、そこでユイの姿を見つける。
ユイに話かけたとき声の主が姿を現す。
それは花火の帰り道、ユイを襲ったオバケだった。

声の主の誘いに惑わされないよう、
コトワリさまのハサミの力を借りてこれを撃退。
ハルは、やっとユイと話をすることができる。
しかしユイは声の主に操られたかのようにハルに襲いかかる。
ハルを逃がすまいと左手に絡みつく赤い糸。
ユイに語りかけるハル。
「ユイ・・・」
「ユイぃ・・・」
「もう・・・」
「もう、やめよう・・・」
「わたし・・・」
「ずっといっしょにいられなくて・・・」
「ごめんなさい・・・」
「ユイはわたしをたすけてくれたのに!」
「ユイをたすけてあげられなくて」
「ごめんなさい・・・!」
「ちゃんとさよならがいえなくて」
「ごめんなさい!!」
「ユイ・・・!」
「おねがい!」
「もうやめて!」
「こんなの、もう、いやだ!」

コトワリさまが現れ、断ち切る。
ハルの左腕ごと呪縛の糸を。

失った左腕からの出血により
意識を失うハル。

倒れたハルのそばにはユイの姿が。
ハルに肩を貸すユイ。
あいまいな意識の中で呟くハル。
「ごめん・・・」
「ほんとうは・・・」
「ずっといっしょにいたかった・・・」
「ごめんなさい・・・」
「さよなら」
「さよなら、ユイ・・・」

山の入り口。
チャコが待っていた。
自分の主に語りかけるように鳴くチャコ。
ユイはハルと繋いだ手を離した。

深夜廻イメージイラスト

あとがき

後半は重要なセリフが多いため、
ほぼ全文載せております。
尚、クレジットのあとで、ハルがチャコと一緒に
ユイが命を絶った場所に花を供えに行くシーンがラストとなります。
前作に比べるとバッドエンドっぽい気がしますが、
物語が安っぽくならなくて、
これはこれで良いのかなと思います。

結論
チャコは勇者。

 

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